長野県白馬の夏秋を楽しむ新施設、「空中自転車綱渡り」や「三段紅葉を一望する展望テラス」など、日本初進出の本格アクティビティも

ハクバ・マウンテンハーバーの完成予想図(報道資料より)

長野県・白馬村で索道事業および観光開発を手がける白馬観光開発は、夏と秋にも楽しめるレジャー施設を新たにオープンする。同社では、冬のスキー/スノーボード需要だけでなく通年での誘客に力を入れており、今回の新施設もその取り組みのひとつ。同社社長の和田寛氏は会見で、「白馬は四季それぞれで楽しめるところ。オールシーズンで売れるマウンテンリゾートを目指す」と話し、白馬が持つ素材を生かしたコンテンツ作りに注力していく考えを示した。

今夏、8月1日に新たにオープンするのは、栂池高原スキー場にアドベンチャー施設「エクストリーム・アベンチャーズ・ハクバ・ツガイケ・ワオ」。この施設は、フランスの「Xtrem Aventures」が手がけるもので日本初登場となる。空中自転車綱渡り「コギダス」、三層式ネット型アドベンチャー「アミダス」、アクティビティタワー「トビダス」、水上アクティビティ「ポチャダス」など9種類のアクティビティを設置し、「ファミリーから若者まで幅広い層に訴求していく」(和田氏)。

空中自転車綱渡りコギダス(報道資料より)

また、今年9月下旬には、白馬岩岳の山頂に展望テラス「ハクバ・マウンテンハーバー」がオープンする予定。10月頃に楽しめる「三段紅葉(山頂の冠雪、中腹の紅葉、麓の緑)」が一望できる絶景ポイントとして訴求を強めていく。さらに、軽井沢のフォンスとの協業でテラス内にはニューヨーク発のベーカリー「THE CITY BAKERY」もオープン。「プリッツェル・クロワッサン」など同店の看板商品を取り揃えるほか、白馬オリジナル商品も開発販売していく予定だ。

2017年の白馬村への入込数は約218万人。過去10年では毎年約230万人前後で推移しており、約半数が冬期のスキー/スノーボード需要になっている。日本人需要が伸び悩むなか、インバウンド市場は拡大を続けており、白馬エリアの10スキー場で構成する「HAKUBA VALLEY」への訪日外国人来場者は2015/16シーズンは前年比40%増の22万3000人、2016/17シーズンも22万8000人を記録した。

白馬観光開発の和田社長(左)とフォンスの小山正社長

なお、同社では、今回の発表にあわせて新たなコミュニケーションロゴも発表した。

新ブランドロゴ(報道資料より)

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