シニアの意識変化、65歳を機に転換、趣味関心事は国内旅行・街歩きがトップ -野村総合研究所

野村総合研究所(NRI)が、55歳から79歳までの就業や行動に関する調査を実施し、65歳を機に意識が大きく転換することなどがわかった。65歳を境に「生涯年金や貯金で十分」と、ライフスタイルが変化し、健康への関心が高まる。ただ、貯蓄額が多いほど満足度が高いという強い関係性もある。調査結果を、65歳以上を中心としたシニア世代の生活スタイルにフォーカスして紹介する。調査は2019年3月にインターネットで実施。全国55~79歳の男女2000人から回答を得た。

趣味関心事は国内旅行、街歩きがトップ

シニア世代の生活スタイルについて、ある程度満足していても「家計に余裕がない」と感じ、不安を抱いている人は年齢によらず6~7割と過半を占めている。ただ、年齢とともに「将来に心配がない」という人は増え、余裕度は向上している。平均貯蓄額は2000万円をこえているものの、格差は大きい。貯蓄額が多いほど生活の満足度が高く、シニアにとって重要な要素であることがうかがえる。

野村総合研究所:発表資料より

健康と満足度との関係性は貯蓄以上に強く、シニア世代の約6割はおおむね健康状態を維持していると感じている。悪くなったと感じ始めるのは、男性70歳、女性75歳ごろ。趣味関心事では、男女とも国内旅行・街歩きが一番人気。年齢とともに、健康、医療への関心が高まっている点も共通している。

男女でコミュニケーションスタイルに違い

3大情報源であるテレビ、新聞、PCも経年変化とともに下降傾向。スマートフォンからの情報取得は増加しているが、シニア世代にとって主要な情報源にまではまだ至っていない。ただ、すべての世代でYouTubeによる動画閲覧の普及が進み、男性は日記・拡散系のFacebook、女性は口コミの有効手段としてLINEを利用する人が増加。男女のコミュニケーションスタイルに大きな違いがあることも読み取れる。NRIは「LINEをはじめ、スマホやSNSの利用者は利用していない人と比べ、生活の満足度が高い。周囲とのコミュニケーションや情報収集の感度が満足度を高める影響力がある」などとも分析している。

野村総合研究所:発表資料より

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