HIS、新たな資金調達、新規ホテル建設や流通システム開発に投資、第三者割当と新株予約権発行で226億円

エイチ・アイ・エス(HIS)は、香港の機関投資家Long Corridor Asset Management Limitedが一任契約の下に運用を行っている英国領ケイマン島の免税有限責任会社Long Corridor Alpha Opportunities Master Fundと分離ポートフォリオ会社M246 Segregated Portfolio、ならびに同社代表取締役会長兼社長の澤田秀雄氏を割当予定先として第三者割当による新株式およびエイチ・アイ・エス第4回新株予約権を発行する。

第三者割当によって普通株式 524万6000株を発行。調達額は80億15万円となる。また、新株予約権の総数は8万7003個(新株予約権1個につき100株)で、146億1728万7027 円を調達する。

調達資金は、新規ホテル建設とシステム投資に活用する。同社ではホテル事業を旅行事業、ハウステンボスグループに続く第3の柱として強化を図っており、第三者割当による調達資金のうち、99億6500万円をすでに契約済みの新規ホテル建設に充当する。

今後竣工予定のホテルは、仙台ホテル(2021年9月頃開業予定)、多気ホテル(2021年10月頃開業予定)、鹿児島ホテル(2022年8月頃開業予定)、名古屋ホテル(2022年11月頃開業予定)、伊良部島(左和田の浜)ホテル(2022年7月頃開業予定)、ウズベキスタンホテル(2021年 12月開業予定)。

一方、システム投資では、同社が全世界で調達している航空券、ホテル、アクティビティなどの旅行商材をグローバルに流通する「グローバルプラットフォーム」の開発に60億2800万円、IT 基盤の強化に23億9000万円、グローバルプラットフォームと IT 基盤をベースに各国のマーケット、テーマに合わせたウェブサイトやアプリをスピーディーに展開するために38億5400万円を投じる。

今回の発表によると、HISの従来のサービスは、国内旅行と海外旅行それぞれの航空券、ホテル、オプショナルツアーなどの商材ごとにバラバラの開発ベンダーによって開発されている。相互連携やサービス追加にコストと期間がかかる状況で、今回のシステム投資では、これを改善する構造に作り替える方針。これにより、サービス向上による収益増、運用コストの低減を目指す。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。