昭文社、電子ガイドブックの利用データから旅行者意向を分析する新サービス、自治体やDMO向けに

昭文社とマップルは2020年10月22日から、旅行者意向分析ツール「Travelers’Mind(トラベラーズマインド)」の提供を開始した。地図と同社の既存データを活用し、旅行者の観光地での行動意向を分析することで、各地域が持つ観光地としての特徴、課題を浮き彫りにするもの。地域観光戦略の立案をサポートするツールとして、自治体や観光DMO、観光関連事業者に提案する。

昭文社が発行する観光ガイドブックに付帯している電子書籍アプリ「まっぷるリンク」の、利用者が訪問したいスポットをブックマークする機能から得られたデータを活用する。同社は「位置情報データを用いた分析だけでは、訪問したかったけれど実際には訪問できなかったという潜在的なニーズを把握することは困難。まっぷるリンクのデータは旅行者が事前に訪問したいスポットとしてリストアップしているため、旅行者の真のニーズをつかむうえで最適だ」などとアピールする。

「Travelers’Mind」は人気スポットランク、スポット相関性、ジャンル別構成比など10種類以上の分析メニューを搭載。人気度、エリア、季節、ジャンルによる絞り込みにも対応している。

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