世界の2021年航空需要予測、2019年比38%で史上最大の下落に ― 国際航空運送協会

国際航空運送協会(IATA)は、2021年の世界の航空旅客需要について、世界で変異株感染が拡大しており、各国はさらに厳しい旅行規制を実施していることから、当初予測の前年比50.4%増(2019年の50.6%)から同13%増(2019年の38%)にとどまる恐れがあると発表した。

予約数は、ヨーロッパで変異株感染が確認された昨年12月から急速に落ち込み、2021年1月の予約数は前年同月比70%減となっている。

IATAのアレクサンドル・ド・ジュニアック事務総長兼CEOは、「今年、ワクチン接種によって世界の航空旅行は徐々に回復していくという楽観的なシナリオは、変異株が発生するなかで、打ち砕かれた」とコメントしている。

2020年については、世界の航空需要(有償旅客キロ)は同65.9%減となり、航空史上最大の下落となった。このうち、国際線では有償旅客キロが同75.6%減、有効座席キロが同68.1%減、搭乗率は同19.2ポイント減の62.8%となった。

国際線を地域別に見ると、アジア太平洋の旅客数は同80.3%減となり、全地域で最大の減少幅となった。感染者の増加によって、昨年11月は同95%減、12月は同94.7%減と悪化した。このほか、ヨーロッパが同73.7%減、北米が同75.4%減となった。

国内線では有償旅客キロが同48.8%減、有効座席キロが同35.7%減、搭乗率は同17ポイント減の66.6%。

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