米国発のクルーズが今夏に本格的な再開へ、ロイヤルカリビアン社は年内に全船復帰を発表

米国クルーズ大手ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社は、米国でのクルーズ船の運航再開を本格化する。同社「フリーダム・オブ・ザ・シーズ」を2021年7月4日に運航再開し、年内には全船を再開する計画だ。

5月末には、同社グループのセレブリティ・クルーズの客船「セレブリティ・エッジ」が米疾病予防管理センター(CDC)による運航再開の承認を受けた。同船は、6月末に初めて北米の港を利用した船として運航再開すると発表している。その他各社の運航計画も進んでおり、夏に向けて北米でのクルーズ再開が本格化しそうだ。

なお、米国でのクルーズ運航のためにはCDCが定めたガイドラインに従う必要がある。米国での運航を予定しているクルーズは、CDCから条件付き航行証明書を取得することが条件。6月1日現在、CDCは4件の試験クルーズを承認し、申請中の6件については検討中の段階。

ロイヤルカリビアン社では、ワクチン接種を済ませた乗組員が乗務し、乗客に対しては強くワクチン接種を勧め、接種ができない乗客に対しては後日発表される指針に従ってもらうとしている。

米国の旅行者のクルーズ人気は高く、データ分析サービスを提供するグローバルデータ社の2019年第3四半期消費者調査によると、休暇をクルーズで過ごすと回答した人は24%で、世界平均の15%を大きく上回っている。

一方で、米国ではワクチン接種が進んでいるものの、ワクチンに対する懐疑的な見方も根強く、米国を含む北米では21%がワクチンを接種する気がないと回答。グローバルデータは、このワクチン接種拒否の動きが、クルーズの全面再開の足かせになる可能性があるとも指摘している。

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