世界遺産・姫路城でMR活用した音声アトラクション、ゲームや映画の主人公のような没入体験、近ツーらが実証実験

関西イノベーションセンターと近畿日本ツーリスト、MRプラットフォーム“Auris(オーリス)”を開発するGATARIは2023年1月21、22日、世界遺産、国宝の姫路城でMR技術(Mixed Reality:複合現実)を活用した音声アトラクションの実証実験を実施する。

オートリスは、スキャンした施設のデジタルツインとスマホカメラで取得した現実の風景を照合して位置測位を行うため、施設にセンサー設置などを行う必要がなく、文化財も傷付けずにMR体験を提供できるプラットフォーム。歴史的建造物を観光しながら、ゲームや映画の主人公になったような没入型の一人称音楽体験を企画することで、歴史人物などに関する知識が少ない子どもや訪日外国人にも満喫してもらえるようにする。

実施場所は姫路城天守閣で、体験人数は各日10名程度。実証を通じたフィードバックをもとに、より良いコンテンツの制作を進める。近畿日本ツーリストは2018年から姫路城の運営管理業務を受託しており、今後もGATARIのMR技術や体験設計を現地の文化遺産と掛け合わせることで、にぎわいの呼び戻しと体験価値向上に取り組む。

なお、同実証実験は関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点MUIC Kansaiの課題解決プログラムとして採択された。

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