大井川鐵道、昭和レトロな「客レ」列車を運行、機関車が牽引、車内販売も実施、昭和の日常を追体験

大井川鐡道は2023年10月~12月の限定日に、臨時の「普通客車列車(普通客レ)」を運転する。

「客車列車」とは、動力を搭載した機関車が客車を引く列車のこと。鉄道ファンの間では「客レ」として親しまれている。現在の鉄道は「電車」や「気動車」が主流だが、かつては「客車列車」が中心だった。昭和10年代~30年代の客車を用い、当時の長距離列車では当たり前だった車内販売も実施して、「昭和の日常を追体験できる非日常」をコンセプトとする懐かしい鉄道体験を提供する。

同社は2023年6月~7月にも普通客列車を運行し、約2000人を集客するほどの人気を得た。今回はより濃厚な客車列車の旅が楽しめるよう、10月1日に延伸再開した川根温泉笹間渡まで乗り入れ、1日3往復を運行。1往復目の家山駅折り返しでは電気機関車の機回し作業を実施するほか、その後の新金谷駅での停車時に機関車の入替と補機の連結をおこない、前後双方向に同じ速度で走行できるプッシュプル編成とする。これにあわせ、1000円分の車内販売利用券を付けた特別フリー乗車券も販売する。

発表資料より

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