高級シェア別荘のNOT A HOTEL社、モビリティ分野で新事業、クルーザーやヘリコプターを必要な分だけ所有

世界的な建築家やクリエイターが手がける物件を、所有権として年間10泊からシェア購入する仕組みで宿泊施設を全国展開するNOT A HOTEL社は、ジェットやヘリコプター、クルーザーなど複数モビリティを必要な分だけ所有する新事業「NOT A GARAGE」を開始した。

第1弾として販売開始したのは、ポーランドのSunreef Yachts社が手がけるカタマラン「SUNREEF 80 POWER NOT A GARAGE EDITION」。全長23.8メートル、最大42名が乗船可能で、ジャグジー付きのデッキを含む220平米のサロン、円卓ダイニング、4ベッドルームを完備。海上プールも利用でき、「海に浮かぶヴィラ」としての体験を提供する。瀬戸内エリアの広島県・佐木島を拠点に運航し、専属シェフの同乗、船上パーティなどのサービスも付帯する。宿泊などのオプションも用意する。所有権の金額の一例は、100分の1の所有権で年間5回利用が3300万円など。

NOT A HOTEL社は2020年4月創業、5年間で8拠点を開業している。同社によると、2025年7月時点の累計契約高は486億円、オーナー数872名。