日本商工会議所と全国観光土産品連合は、「2025年度ニッポンおみやげアワード(全国推奨観光土産品審査会)」を開催し、61商品の受賞を決定した。観光土産品の育成・発掘を目的に1960年度から実施しており、今年で66回目。受賞品は「NIPPON OMIYAGE AWARD」のロゴを使用できるほか、ジャパンショッピングツーリズム協会とのプロモーション連携など、国内外にアピールできるのが特徴だ。
インバウンドをターゲットとしたグローバル部門は、日根野勝治郎商店(京都)の眼鏡などのクリーニングクロス「おふきpetit」が国土交通大臣賞、小西酒造(兵庫)の「超特撰 白雪 江戸元禄の酒(復刻酒)原酒」が日本商工会議所会頭賞を受賞した。
また、観光庁長官賞は越乃雪本舗大和屋(新潟県)の「マンホール煎餅 街しるべ」。ご当地デザインのマンホールめぐりをモチーフとしたお菓子がユニーク性や地域振興と絡めたアイデア商品として評価された。
アワードには各国大使館も参画しており、一例としてスペイン大使館賞には、コロンバン(東京)の「仙台伊達ショコラ」が選ばれた。このほか、今回から伝統的酒づくり賞が新設され、旅の持ち帰り用にマッチした小瓶が選定された。
応募総数は全国274社466商品で、食品表示法・景品表示法・観光土産品の公正競争規約等を遵守しているかとともに、観光客にとって魅力的な商品かどうかなどの観点から審査がおこなわれた。
