12年の訪日外客数は836万人、震災前の水準に

日本政府観光局(JNTO)によると、2012年の訪日外客数は前年比34.6%増の836万8000人となった(速報値)。過去最高となった10年(861万人)比では2.8%減で、JNTOではほぼ震災前の水準に回復したとの認識を示した。東日本大震災以降、12年6月に初めて0.9%増とプラスに転じたものの、7月以降は1ケタ台のマイナスで推移。しかし、10月には風評被害や円高の影響が緩和しはじめ、12月単月では11年比で20.6%増の68万9700人となり、結果的に10年比でも6.4%増と震災前の水準を上回った。

市場別ではアジアが好調で、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インドの7市場が過去最高を記録。特にベトナムは12カ月連続で過去最高に、タイは3月以外は過去最高となった。欧米市場も3月に英国、6月に米国、10月にオーストラリア、12月にフランスが震災後、初めてプラスに転化し、回復した。

一方、マイナスは、韓国やシンガポール、ヨーロッパで回復が遅れた。ただし韓国は11月以降、増加傾向となり、年間204万人と市場別では第1位を維持した。また、尖閣問題以降、中国からの訪日旅行需要が団体旅行を中心に大きく減少。12月単月では34.2%減となり、重点市場の中で唯一、マイナス成長となった。そのほか、月別、市場別動向等はJNTOの統計発表のページへ。

  • JNTO 統計発表
    http://www.jnto.go.jp/jpn/news/data_info_listing/index.html

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