日本人の海外留学者数が前年割れ、訪日外国人留学生数も減少

文部科学省がOECD等の統計をもとに集計した2011年の日本人の海外留学者数は、前年比1.0%減の5万7501人と減少した。留学者数の1位はアメリカ(6.2%減1万9966人)、2位は中国(6.9%増の1万7961人)、3位はイギリス(3.8%減の3705人)となっており、1位と2位で65%強を占める。

また、トップ10位は欧米諸国が多く、アジア諸国は2位の中国と4位の台湾(24.3%増の2861人)、9位の韓国(3.7%増の1190人)のみ。ただし、アジア3か国地域の留学生は前年よりも増えている結果となった。

一方、日本学生支援機構が実施した「外国人留学生在籍調査」によると、2013年5月1日現在の留学生の数は前年比1.6%減の13万5519人となり、微減となった。出身国・地域別で見ると、1位の中国(5.1%減の8万1884人)、2位の韓国(8.1%減の1万5304人)は減少しており、3位にはベトナム(48.3%増の6290人)が急浮上。以下、台湾(2.2%増の4719人)、ネパール(30.1%増の3188人)は前年よりも人数が増加しており、アジア地域からの留学生が91.9%と9割を占めている。

なお、同調査の留学生とは、「留学」の在留資格(留学ビザ)により、大学(大学院含む)、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)及び大学に入学するための準備教育課程を設置する教育施設で教育を受ける外国人学生のこと。

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