奄美エーストラベルが民事再生法を申請 -負債総額約5億円

東京商工リサーチによると、奄美大島の旅行大手・奄美エーストラベルが2015年11月24日、民事再生法の適用を申請し、同日に監督命令を受けた。負債総額は約5億円。

旅行会社の業務のみならず、レンタカー事業、観光バス事業など積極的に展開し、一時期は兵庫県尼崎市や鹿児島市、大島郡瀬戸内町にも営業所を設置。ピークとなった2009年9月期の売上高は約17億円にもなった。本社を置く奄美市名瀬で「奄美ポートタワーホテル」を運営するなど急速な事業拡大を行なったが、同業他社との競合が激化するなか奄美大島への観光客が減少。ピーク以降は売上高が減少し、2013年9月期の売上高は15億9100万円、1845万円の赤字となった。

2014年9月期には売上高は13億772万円とさらに減少したが、コスト削減によって302万円の黒字を確保。LCCバニラエア(JW)の就航で観光客が再び増加傾向になったこともあり、借入負担を軽減する目的で民事再生法を申請したという。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…