北海道の牧草地に泊まる新ホテル、「天井がないホテル」棟やグランピングテントなど

オレンジ・アンド・パートナーズとヴィレッジ(VILLAGE INC)は、2016年8月から10月の週末、北海道帯広空港からクルマで50分の広大な牧草地に、アウトドア型宿泊施設「メム・アース・ホテル(MEMU EARTH HOTEL)」を開設する。

同ホテルのコンセプトは「地球に泊まり 風土を味わう」。5万6000坪におよぶ敷地に、ベッド・ソファー付きのテントを利用するプランなどを用意し、1日8組限定で予約を受け付けるもの。

宿泊設備はグランピングテントで2~6名まで宿泊できるを利用する「ベーシック」が6棟、ペア用テントで高級ベッドを利用できる2名用「プレミアム」が1棟、天井も壁もない牧草地の中心で過ごす「天井のないホテルプラン」1棟。「天井のないホテルプラン」では、建築家・隈研吾氏が設計した実験住宅「メーム(Meme)」も貸し切りで利用可能。例えば「寒さを楽しむ家」「馬と暮らす家」といったユニークな実験住宅を見学しながら次世代の住宅建築技術を学ぶツアーも予定しているという。

ディナーでは、地元・十勝の放牧豚"どろぶた"で有名な牧場主の協力のもと、地元食材を提供するほか、西麻布のレストラン「ハウス(HOUSE)」のシェフが料理監修を担当。宿泊者自身が大自然の中で自ら調理に参加するスタイルをとる。

特別企画として、2016年9月10日から11日まで(予定)、地元の料理人や飲食店、生産者などが集結して地元料理を提供するフードイベントを、10月8日から10日までは、帯広空港から現地までを自転車で走るサイクリングイベント「Memu Bike Day(仮)」を開催する予定となっている。

なお、この牧草地は公益財団法人 LIXIL住生活財団の研究施設メムメドウズ内にあるもの。この所在地でもある「メム(芽武)」とは、アイヌ語で「泉の湧き出るところ」を意味するという。

詳細はウェブサイトまで。

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