【図解】訪日外国人数、2017年4月は24%増の258万人、韓国が中国を抜いてトップに(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2017年4月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)は前年同月比23.9%増の257万8900人。昨年4月の208万1700人を49万人以上うわまわり、単月として初めて250万人超えを達成。これまで過去最高だった2016年7月の229万6500人を抜いて最高となった。

JNTOでは、航空座席の供給量増などが奏功して韓国市場が訪日旅行者数の増加をけん引したと分析。また、昨年は3月末だったイースター休暇が今年は4月だったうえ、清明節やソンクラン(タイの正月)といった各市場の休暇や祝日が旅行者増に寄与。桜の季節など日本の春の魅力も訪日需要喚起につながったとしている。

2017年4月の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり。

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市場別の4月のトップは韓国で、前年同月比56.8%増の55万4600人。昨年は4月に熊本地震が発生して訪日敬遠の動きがみられた反動もあり、特に大幅な伸びを記録した。続く中国は2.7%増の52万8800人。台湾が7.6%増の41万3300人、香港はイースター休暇効果で64.6%増となり20万9400人に。米国は23.6%増の14万1100人だった。

調査対象となっている20市場のうち13市場(台湾、香港、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、ロシア)が単月最高を記録。その他7市場(韓国、中国、シンガポール、マレーシア、豪州、イタリア、スペイン)は4月として最高となった。

各市場の詳細は以下のとおり。

JNTO報道資料より

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