カナダ・ケベック州から大臣来日、日本からのモントリオール直行便でビジネス拡大に期待

2017年9月、カナダのケベック州政府からエネルギー・天然資源大臣/北部開発プロジェクト担当大臣のピエール・アルカン氏が来日した。来夏、新たなカナダ路線として成田/モントリオール線の就航を発表したエア・カナダとともにネットワーキングイベントを実施。日本のビジネスパートナーに日本とケベック州間の交流促進を訴えた。

冒頭挨拶に登壇したアルカン大臣は「日本は、ケベック州にとって重要なパートナー」と強調。そして、現地のビジネス機会について説明した。同州の約半分の面積を占める北部エリアでは、鉄鉱石やレアアースの鉱山などがありエネルギー開発とともに重要な産業。2030年までに500億ドル(約5.5兆円)規模の投資が決まっており、道路や港、鉄道や空路といった交通インフラの整備が進んでいるという。

日本企業との連携では、すでに電気自動車・ハイブリッド車の推進やバイオ燃料などの分野で進んでおり、アルカン大臣は「(今後も)日本企業からの投資を歓迎したい。」とさらなる協力関係を求めた。そのために、来夏に運航開始するエア・カナダのモントリオール直行便は重要な役割を果たすと期待した。

エア・カナダの日本支社長ワイス貴代氏も、「モントリオールは、ケベック州最大の都市。主要な企業の本社が数多くあり、経済活動が活発」とビジネス交流に期待。また、日本人にも秋の紅葉で有名なメープル街道をはじめとした豊富な観光資源があることを強調した。新たに就航するモントリオール線など各種の航空ネットワークで「経済と観光の両面で日本とカナダの関係発展に寄与できるよう努力したい」と語った。



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