位置情報ビッグデータで多摩地区の観光動態調査を開始、KDDIら3社共同で、観光客の周遊分析で

コロプラ、 KDDI、ANA総合研究所の3社は、位置情報ビッグデータを用いた多摩地域の観光動態調査および観光地域づくりの検討を共同で開始した。これは、KDDIが東京都市長会から「多摩地域における観光地域づくり推進支援業務」を受託して実施するもの。

多摩地域の住民向け福祉サービスの向上と地域経済の発展のため、26市の市長が多摩地域の諸課題について政策提言を行う東京都市長会では、国内外からの注目が集まる2020年に向けて、多摩地域が連携し観光による新しい地域づくりを推進することで、より魅力的な地域の発展と人口減少時代にも備えた地域経済の構築を目指している。

具体的には、KDDIが保有する位置情報ビッグデータをもとに、コロプラが多摩地域30市町村に来訪する観光客の観光動態分析を進め、多摩地域の観光資源の洗い出しや市町村ごとの観光客の周遊状況の分析結果をもとにコンサルティングを実施する。コロプラとKDDIは、auスマートフォン利用者の位置情報ビッグデータを活用した「Location Trends」を2013年10月より提供。これまでに70以上の自治体や観光協会への提供を通じて、観光活性、防災対策、交通環境整備などサポートしている。

市町村間周遊分析(報道資料より)

さらに、KDDIとANA総研が、具体的な事業案の検討や多摩地域の観光振興に望ましい推進体制の整理を含めた実施方針および実施計画案の策定などを支援していく。

観光スポットの属性相関分析(報道資料より)

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