日本旅行と読売旅行が提携、ツアーの相互販売や商品開発で、インバウンドや地方創生事業でも

日本旅行と読売旅行は、両社の強みを活かした企業価値やブランド価値の向上と顧客へのサービス強化を目的に包括的業務提携契約を締結した。両社は対等な立場から連携を深めていくとともに、株主であるJR西日本グループと読売新聞グループの強みも活かして、販売チャネルや商品やコンテンツの拡充を推し進める。

日本旅行はJR西日本グループの一員として、北陸や瀬戸内など西日本エリアに向けたJRセットプラン(主にフリー型商品)やヨーロッパを中心とした海外旅行を強みとして商品を展開。一方、読売旅行は全国の営業所を足掛かりに、 各地発ならびに着地合同型のエスコート商品を得意とするほか、南極クルーズなど特色ある商品や巨人軍観戦ツアー、 交響楽団のツアーサポートなど読売新聞グループならではの催行に強みを持つ。

業務提携によって、両社はそれぞれの強みを生かした2社連携商品を順次展開していく。具体的には、11月16日と17日に出発する「ハイグレード車両なごみ(和)」を組み込んだ国内旅行を両社主催として10月1日発売。海外旅行では、ヨーロッパ、アジア、南極の添乗員付きツアーを共同催行する。ヨーロッパとアジアの商品はすでに販売中。2021年1月18日出発の南極クルーズは順次発売される。

両社は今後、主催旅行商品の相互販売を強化。国内旅行で西日本エリアとの交流拡大、国内・海外旅行で添乗員付き商品の拡大を実施してくほか、共同で商品を開発していく。また、教育旅行プログラム、インバウンド事業、地方創生事業で共同展開を行っていく。

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