外出自粛でも自宅で旅行気分を楽しむ新サービスが続々、観光事業者や海外観光局らが配信を積極化

新型コロナウイルス感染防止による外出自粛要請で、自宅で過ごす時間が増えた消費者に対し、観光団体や事業者などが自室にいながら楽しめる観光情報を配信したり、現地体験の気分が楽しめるサービスを提供する動きがひろがっている。

このほど旅行のメディアやアプリを運営するOrange社が旅行疑似体験サービスとして、「おうちソクたび」(おためし版)を開始した。旅行に行けば現地で出会える産品を、箱に詰めて販売する商品だ。同封するオリジナルの「旅のしおり」と現地からのライブ配信で、箱の中身を旅行気分で楽しめるようにしているという。

まずはテストリリース期間とし、商品は「グルメ気分」「飲んべえ旅気分」の2種類を用意。受注時に旅の好みなどを聞く「旅カルテ」を用意し、注文者の回答に沿って運営側が選んだ旅先の商品が届く仕組みとしている。販売価格は、テスト期間の特別価格で5980円。

Orenge社は第3種旅行業のやまおとうみ社と共同で、「旅カルテ」に沿って目的地から交通手段や宿泊予約を手配側が選んで提供する「ソクたび」を実施している(2020年4月8日現在、緊急事態宣言を受けて販売休止中)。

おうちソクたび

ソクたび運営事務局:報道資料より

このほか、米国の観光プロモーション組織であるブランドUSAも、米国旅行の無料動画「GoUSA TV」のコンテンツ拡充を発表。ブランドUSAによると、ニールセンの最新メディア視聴レポートで、米国消費者のメディア接触時間が通常時の6割増となったことを踏まえ、コンテンツ追加を決定したという。

さらに米・ニューヨーク市観光局では、市内の文化関連施設やアトラクションなどを仮想体験できるウェブページ「バーチャルNYC」を開設。ニューヨーク市観光局は解説理由について、閉鎖的な環境にある消費者の心理を踏まえたとしており、今後も教育プログラムや映画、演劇、ビジュアルアートなど、バラエティ豊かなニューヨークの文化体験を更新していく方針だ。

このほか、イタリア政府観光局、オーストラリア政府観光局らも自宅で楽しむコンテンツを発信している。

GoUSA TV  

バーチャルNYC

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