JTB、「バーチャル修学旅行360」を開発、VRによる映像体験やオンライン双方向交流組み合わせで

JTBは、VR(仮想現実)を活用した「バーチャル修学旅行360」を開発した。VR技術による360度の映像体験と、バスガイド・女将などとのリアルタイムでのコミュニケーションによるオンライン双方向交流、ものづくり体験、お土産購入などを組み合わせることにより、子どもたちに修学旅行に来ているかのような感覚を味わってもらえるようにする。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、修学旅行を中止する学校や自治体が増加するなか、学校現場に新しい行事スタイルを提案する一方、苦境にあえぐ観光業者の支援にもつなげる。

第一弾として8月31日から、「京都・奈良編」の予約受付を開始する。「バーチャル修学旅行360」用に撮影した京都、奈良の寺社仏閣などの360度映像を、スマホに取り付けた簡易ゴーグルを使って教室で視聴。通常、立ち入ることができない場所や人の目では見ることのできない角度からの映像など、バーチャルならではの映像で子どもたちを修学旅行の世界に引き込む。

清水焼、漆器、センス、友禅染などの伝統工芸体験や、着物、能などの伝統文化体験は学校で実施。お土産は自分で好きなものを選んで追加購入できる仕組みも提供する。実施は10月以降を予定。今後もコンテンツ拡充、多方面のプログラム開発にも取り組むという。


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