世界の航空3大連合、検査体制などで共同歩調、デジタル検査証明「コモンパス」を共通基準に

航空3大アライアンスのワンワールド、スカイチーム、スターアライアンスは、国際民間航空機関(ICAO)が2020年11月10日に発表した第2弾の新型コロナウイルス対策を全面的に支持する共同声明を出した。今後、各国政府に対して、旅客への検査に向けたガイドラインの活用を促していくとともに、デジタル健康パス技術の導入を働きかけていく。

3大アライアンスには世界58社が加盟しており、新型コロナウイルス発生以前の提供座席数は全体の60%以上を占め、旅客数は計18億7000万人にのぼる。

3大アライアンスは、航空旅行の信頼性回復に向けて、検査体制などICAOが推奨するフレームワークを共同で構築していくことを各国に求めていく考え。

デジタル技術を活用した取り組みでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として開発されたデジタル検査証明「コモンパス(Common Pass)」を共通基準としていきたい考え。コモンパスはすでに、香港発シンガポール行きのキャセイパシフィック航空やロンドン発ニューアーク行きのユナイテッド航空で実証実験が行われている。

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