日本人は国内ドライブ旅行に高い関心、海外旅行は世界に比べて消極的 -トリップアドバイザー調査

トリップアドバイザーが実施した2021年の旅行動向の調査で、日本人はドライブ旅行を積極的に検討していることが明らかになった。この調査は2020年12月28日~2021年1月10日の期間中、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、日本、シンガポールで計2330名を対象に実施されたもの。

日本人の調査結果をみると、2021年の旅行について、1泊以上の国内旅行を検討していると回答した旅行者は60%。海外旅行に関しては、世界平均で47%が計画をしているのに対し、日本人は18%と慎重な姿勢がうかがえる。旅行タイプでは、「近場の旅行」が73%、「ドライブ旅行」が68%と高かったのに対し、「ビーチ」が21%、「クルーズ」が8%と低い結果に。2021年も外部との接触をなるべく避けることができる車での移動を想定している様子が見受けられる。

次回の旅行を考えた際、出発前に行うことで重要だと思う項目については、日本ではマスク、除菌剤、使い捨て手袋を余分に入手しておく回答が一番多く(世界平均15%、日本20%)、その次に旅行先、宿泊施設、観光地、レストランについてのレビュー(クチコミ)をオンラインで閲覧または確認する(世界平均13%、日本15%)と、ともに他の国と比べて最も割合が高く、事前準備に時間をかけていることがうかがえる。

なお、トリップアドバイザーの2021年1月4~28日の利用状況では、世界の旅行者は過去2年の同期間に比べて価格の高い旅行を調べていた。2021年の旅行1回あたりにかける可能性のあるコストも、世界平均は過去2年に比べ13%上昇しているという。

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