米航空業界、旅行復活のカギとなる「健康パスポート」の乱立に懸念、政府に統一基準の構築を要望【外電】

米国の大手航空会社は、バイデン政権に対して、旅行復活に向けた切り札として、旅行者が新型コロナウイルスの検査結果およびワクチン接種証明を提示することができる一時的な資格証明を構築するように求めている。

現在、さまざま団体や国が、いわゆる「健康パスポート」呼ばれるツールを開発しているが、航空会社が懸念しているのは、資格証明が乱立することで、旅行復活に向けて混乱が生じることだ。

航空業界団体は、ホワイトハウスで新型コロナウイルス対策を担当するジェフ・ジエンツ氏に「統一したガイダンスを構築することが重要。米国がその構築でリーダーシップを発揮しなければならない」とする書簡を送った。一方で、ワクチン接種が旅行の必要条件になるべきではないとしている。現在のところ、ホワイトハウスはこの書簡に対して反応を示していない。

米国の航空業界団体は、米疾病予防管理センター(CDC)が、健康パスポートでリーダー的役割を果たすことを望んでいるようだ。CDCが関われば、資格証明が合法であるとお墨付きを得られるからだ。

CDCは2021年3月8日、マスクの着用なしで、ワクチン接種者同士で会うこと、あるいは基礎疾患のない単一世帯にいる非ワクチン接種者への訪問を可能とする新たな指針を発表した。しかし、CDCは依然として旅行の再開については否定的だ。

CDCディレクターのロシェル・ワレンスキー博士は、「旅行が増えると、感染者は確実に増える」と話している。一方で、ワクチン接種の有効性データがもっと集まれば、CDCはワクチン接種者の旅行をすぐにでも認める可能性があるともしている。

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