世界の航空座席供給量、4月に入り回復傾向が顕著に、バケーション期の8月にはさらに増加の見込み

航空データ分析を提供するOAGは、直近8週間連続で世界の航空座席供給量が増加しており、週単位の提供座席数は過去1年間で最高の約6320万席に増えているとリポートした。

航空会社は供給拡大には慎重で、4月第1週は前週比1.8%増、110万席の上積みにとどまっているが、OAGでは8月には夏期バケーションシーズンの需要拡大に備えて、さらに1400万席が追加されると予想している。

コロナ以前と比較すると、依然として40%減となっており、特に西ヨーロッパ(69%減)と南米(66%減)が苦しんでいる。一方、東アジアは通常の80%にまで回復。4月第1週は前週比で0.9%増の約2008万席となった。

特に中国はコロナ前と比較して3%減にまで回復。しかし、OAGでは、ほぼ国内線での供給であるため、今後通常に戻ったときにどれほど国内線が維持しながら高需要国際路線に振り向けれらるかが注目されるとしている。

米国では、2020年1月比で25%減。国内線は週400万席下回り、国際線では通常の半分にとどまっている。北米の4月第1週の座席供給は前週比1.1%増の約1600万席。

また、航空座席供給量上位20カ国のうち、タイは直近の週で約9万6000席が追加されたものの、国内線は通常期の91%となっている一方、国際線はいまだに8%未満。観光が主要産業の国だけに、深刻な経済的損害を受けていると見られる。

航空会社別で見ると、4月第1週で最も座席数を増やしたのはインディゴで前週比11.4%増の約155万席を供給。アメリカン航空も同4.6%増の約380万席を供給した。

OAGでは、2021年の第2四半期、少なくとも最初の6週間について、多くの国が依然として旅行制限と検疫強化の影響を受けるため、座席供給は横ばいを続けると見ている。

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