カンタス航空、今年12月にも日本路線を再開へ、ワクチン接種率の高い国から国際線を先行再開

カンタス航空グループは、今後の国際線再開の計画を発表した。それによると、2021年12月中を目処に、まずワクチン接種率の高い米国、イギリス、日本、シンガポール、カナダへの路線から運航を再開する。

オーストラリア国内でもワクチン接種が進んでおり、現在の予測では12月にも全人口の80%が接種を終え、それに合わせて国境も徐々に再開される見込み。

オーストラリアとニュージーランド間のフライトについては、トラベルバブルが再開することを前提に、2021年12月中旬から販売を開始する。

このほか、香港線は2022年2月から再開する予定。また、感染率が依然として高く、ワクチン接種も進んでいないバリ、ジャカルタ、マニラ、バンコク、プーケット、ホーチミン、ヨハネスブルグへのフライト再開は、2022年4月まで延期される。

2021年度決算、17億豪ドルの損失、国際線貨物が好調に推移

同航空グループの2021年6月期の決算では、最終損益は17億2800万豪ドル(約1380億円)となり、前期の19億6400万豪ドル(約1570億円)から縮小した。売上高は前期比58%減の59億3400万豪ドル(約4750億円)。

国際線では、オーストラリアとニュージーランドとのトラベルバブルによって、わずかに回復したものの、第4四半期(2021年4月~6月)の座席供給量はパンデミック以前の40%にとどまった。

一方、国際航空貨物の需要は、旅客機のベリー輸送が失われたこともあり、非常に堅調に推移。グループの基盤となる国際事業のコストを大幅に相殺する記録的な利益をもたらした。

国内線の座席供給量は2020年7月には前年比19%まで減少したが、2021年5月には92%にまで回復。しかし、その後デルタ株の感染拡大により、再び旅行規制措置がとられたことから、再度縮小した。同航空では、制限緩和とともに、レジャー、ビジネスともに大幅に回復すると予想している。

また、マイレージプログラム「フリークエント・フライヤー」は好調に推移した。会員総数は年度中に約20万人増加。計1360万人に達し10億豪ドル(約800億円)を超えるキャッシュフローを生み出した。

※豪ドル円換算は1豪ドル80円でトラベルボイス編集部が算出

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