HIS、損失額が大幅増加、赤字が332億円に悪化、旅行事業の売上高90%減と厳しさ続く —2021年10月期第3四半期

エイチ・アイ・エス(HIS)は、2021年10月期第3四半期(2020年11月1日~2021年7月31日)の連結営業実績を発表した。それによると、売上高は前年同期比77.4%減の907億円。営業損益467億円、経常損益464億円はいずれも前年同期から大幅に悪化し、赤字額も前年同期の167億円から332億円に膨らんだ。

主力の旅行事業は、「オンライン体験ツアー」などで利用者数は伸ばしたものの、引き続き厳しい状況が続き、売上高は同89.7%減の357.9億円、営業損失は282.7億円となった。

テーマパーク事業は、長崎県のハウステンボスで修学旅行や会員が増加。愛知県のラグーナテンボスを合わせた売上高は同6.1%増の112.7億円となったものの、営業損失は前年同期を上回る21.2億円となった。

ホテル事業は、国内外で宿泊客が減少。売上高は同43.9%減の41.9億円、営業損失は前年同期のほぼ倍の43.7億円に終わった。

九州産交グループは、バス事業の運休や減便、飲食物販の時短営業などで、売上高は同19.3%減の124.6億円、営業損失は18.8億円。

エネルギー事業は、電力小売事業における供給量は順調に推移したことなどから、売上高は同38.2%増の261億円となったものの、発電事業での燃料費高騰などにより、前年の営業利益1.9億円から79.5億円の営業損失に落ち込んだ。

なお、同社は、雇用調整助成金など助成金収入として、個別決算において82億2800万円、連結決算において129億4100万円をそれぞれ特別利益に計上。また、営業施設など臨時休業による損失として、個別決算において27億2900万円、連結決算において29億2900 万円をそれぞれ特別損失として計上した。

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