オーロラ遭遇率100%の観賞ツアー、カナダ・ユーコン準州が阪急交通社らと連携、準州首相が来日で調印式

カナダのユーコン準州は、州都のホワイトホースを舞台とする旅行商品「オーロラ観賞フライトツアー」の商品化で、阪急交通社および現地手配会社のメープルファンエンタープライズとのパートナーシップ調印式を開催した。調印式は、来日中の州首相と観光大臣が参加して実施された。

今回のパートナーシップは、2023年9月15日出発と2024年3月11日出発の2本の「オーロラ観賞フライトツアー」が対象。その後の継続も検討している。

調印式に臨んだユーコン準州のランジ・ピライ首相は「3者の合意に基づき、日本の旅行者の皆様はユーコン上空から息をのむようなオーロラフライトを観賞する機会を得られる。しかし観光は新しい場所を見ることだけが目的ではなく、人々のつながりを築き、理解を深め合うことでもある。今後も両者で交流を深め、日本とユーコンの旅行の発展に努めていきたい」と挨拶。同州のジョン・ストリーカー観光文化大臣は「ユーコンと日本は、優しさやホスピタリティにあふれた人々の存在が共通点。ホワイトホースは日本から一番近いカナダでもある。オーロラフライトを通じて両者の関係を盛り上げていきたい」と抱負を述べた。

ユーコン準州のランジ・ピライ首相

創業75周年特別企画として「オーロラ観賞フライトツアー」を商品化した阪急交通社の酒井淳代表取締役社長は「今年は創業75周年であり、3年間のコロナ感染症拡大で止まった海外旅行を右肩上がりで戻していく重要な年でもある」と話し、このツアーが節目にふさわしい商品であると説明。「今後も魅力あるユーコン準州を、もっと日本のお客様に紹介し、より多くの旅行者に現地に足を運んでもらえるよう取り組んでいきたい」とした。

またメープルファンエンタープライズの荒金孝光代表取締役社長は「ホワイトホースと茨城県牛久市は姉妹都市関係にあり、この関係も生かし将来は観光だけでなく子供たち同士も含めた双方向の交流のお手伝いもしていきたい」とパートナーシップの展開拡大にも期待を寄せた。

チャーター機で雲の上からオーロラ鑑賞、遭遇率は100%

9月15日出発の「オーロラ観賞フライトツアー」(6日間)は40名以上が参加し、来年3月出発予定のツアーもすでに販売を開始している。ツアーの最大の特徴は現地エアノース社のボーイング737型機の貸切チャーター機で地上10キロ上空からオーロラを観賞できること。通常200名定員の機材を最大50名のツアーで使用し全参加者に窓側席を確約する。

オーロラフライトはホワイトホース空港から2~3時間の所要時間でオーロラの真下を飛行。雲の上からのオーロラ観賞となるため地上の天候に関係なくオーロラを見ることが可能であるため、エアノース社の過去のフライトではオーロラ遭遇率が100%となっている。

「オーロラ観賞フライトツアー」は9月出発商品も来年3月出発商品も、70万円前後の高額商品。コロナ禍後は海外旅行商品価格が全体的に上昇傾向だ。このため阪急交通社の酒井社長は「『オーロラ観賞フライトツアー』のような価格帯の旅行需要を掘り起こしていくことが、コロナ禍後の旅行会社の役割でもある」と話した。

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