埼玉県、「都内に滞在する外国人」のタビナカ狙う、東京からのアクセスの良さと豊富な観光コンテンツをアピール

埼玉県が新たなインバンド施策を強化する。都内に滞在している訪日外国人に対して「JUST NORTH OF TOKYO」をスローガンとして、タビナカの日帰り観光地としての魅力を訴求。これまで展開してきた旅の目的地として県内への誘客に加えて、今後は東京からのアクセスの良さを最大限に活かす。

このほど開催されたキックオフミーティングでは、大野元裕知事が「京都を含めたゴールデンルートは、東京から日帰りで行くのは難しい。埼玉にはゴールデンルートに匹敵する素材がたくさんある。東京からの近さを軸にインバウンド施策を進めていく。」と意気込みを語った。

埼玉県は、都内からの私鉄、地下鉄、JRなど各種鉄道網が充実している。例えば池袋から蔵造の街として人気が高い川越まで40分、ムーミンバレーパークがある飯能市までは40分、自然豊かな秩父市まで77分など。気軽に都内から日帰りで足を伸ばせば、テーマパークから自然体験、文化体験ができるスポットが数多くあることをアピールしていく。

今後、県では都内から日帰りで楽しむことができるモデルコース作成。タビナカでのスタンプラリー企画やモデルコースで体験した旅行者にSNS投稿を促すキャンペーンなどを計画している。また、2023年6月に開設した埼玉観光サポートデスクでは、都内ホテルのコンシェルジュなどへの情報提供に注力し、タビナカでの来訪を促していく。サポートデスクでは、県内インバウンド事業者の支援も実施しており、在籍する外国人スタッフによる観光コンテンツの発掘や体験プログラムを企画するなどもおこなう。

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