中部国際空港でAI搭載ロボットが警備、日本IBMが実証、警備員の労働環境改善で人手不足解消へ

日本IBMは、中部国際空港でAI搭載ロボットを活用した空港警備業務の実証実験を実施する。人による警備業務の一部にAI搭載ロボットを活用することで、収集した画像データの活用による警備計画の高度化、警備業務の省力化、警備員の労働環境改善を進めることで警備人材不足の解消を目指す。

実証では、AI搭載ロボットに東北エンタープライズが提供するボストン・ダイナミクス社のSpotを採用し、空港における現在の警備業務やその負担を整理したうえで、ロボットで代替可能な業務の検討や実証を通じた効果の把握などを検証する。

また、ロボットによる警備で収集できるデータやその活用による警備業務の高度化を検討するほか、空港周辺の公道などで使用する場合の道路交通法上の取扱いについても検討を進める考え。

愛知県は、空港島および周辺地域を、先端的なデジタル技術を活用したオープンイノベーションフィールドと位置付け、2030年に社会で普及が見込まれる近未来の事業・サービスを先行実用化する「あいちデジタルアイランドプロジェクト」を推進している。


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