香港政府観光局とタビナカ予約クルック、ムスリム旅行者に親切なアクティビティや宿泊施設を提案するキャンペーン

香港政府観光局（HKTB）と現地体験予約Klook（クルック）は、ムスリム旅行者を対象とした複数市場向けキャンペーン「Jelajah Hong Kong」を開始した。

Klookは、キャンペーンで主にシンガポール、マレーシア、インドネシアのムスリム旅行者をターゲットに、ムスリムフレンドリーなアクティビティや宿泊施設、礼拝、ハラール料理にも対応した家族向け観光スポットや文化スポットへの日帰り旅行を提供する。

Klookは、ムスリム旅行事業者「CrescentRating」や「HalalTrip」とも提携しており、ムスリム旅行者へのサービスを強化している。

一方、香港はハラール・イン・トラベル・アワード2025で「今年最も有望なムスリムフレンドリーな旅行先」に選出された。また、2025年版グローバル・ムスリム・トラベル・インデックス（GMTI）ではイスラム協力機構（OIC）以外の旅行先の中で3位、ムスリム女性に優しい旅行先部門で世界2位にランクインした。

GMTIの報告によると、2024年の国際ムスリム旅行者数は1億7600万人に達し、2023年から25%増加。さらに、2030年までに2億4500万人に増加し、旅行支出総額は2300億ドル（約33.8兆円）に達すると予想されている。

Klookによると、過去12ヶ月間で、香港へのムスリム国からの予約は43.5%増加。特にテーマパークやアトラクションの予約が増加しているという。

※ドル円換算は1ドル147円でトラベルボイス編集部が算出