坐禅会に特化したリアルタイム通訳サービスを手がけるENDHAVING社は、訪日外国人向けの「英語坐禅会(Zen Meditation in English)」を、2026年11月23日に神奈川県横須賀市の満昌寺で、11月27日に東京都昭島市の広福寺で開催する。AIを使ったリアルタイムの通訳により、通訳者の手配が難しい地域の寺院での訪日客受け入れについて検証する。
同社が開発中の通訳エンジン「ONE by ENDHAVING」を使用。坐禅や仏教特有の表現・言い回しに対応し、僧侶が普段通りに日本語で語る法話をAIが英語に通訳する。参加者はスマートフォンとイヤホンを通じて聞く。双方向の通訳により、参加者は英語で質問ができる。
外国人観光客の訪問先が、名所巡りだけでなく日本の文化や精神性を体験できる寺院などに広がる一方で、受け入れ側は外国語が話せる人材が不足し、負担になっている。通訳者の手配や専用機材が不要になれば、寺院側は外国人向けプログラムを継続的に提供できる可能性がある。今回の取り組みでは、参加者が法話や僧侶との対話を通じて、「見るだけ」「座るだけ」の体験にとどまらず、仏道の本質に触れる機会を提供することを目指す。
AI通訳の実証では、通訳の自然さや訪日客の満足度、寺院側の運営負担の軽減効果などを確かめる。参加者へのアンケートと寺院への聞き取りをもとにサービスを改良し、全国の寺院や自治体、観光協会、体験型ツアー事業者との連携を目指す。英語以外の多言語対応への拡大も進める。
英語坐禅会は、日本語が話せない外国人を対象に、横須賀、昭島の両会場ともに18時30分から20時まで開く。参加費は1回1000円で、各回先着20名の予約制。





