関空、訪日ムスリム観光客の拡充でホテル日航の受入れ態勢強化

関西国際空港島にあるホテル日航関西空港は、日本初のムスリムフレンドリーエアポートを目指す関西国際空港の取り組みにあわせて、NPO法人日本ハラール協会の協力のもと、ムスリム宿泊者の利便性向上を図る取り組みを始める。まず、2013年10月1日からホテル全室(576室)での祈祷ができるようにする。これに先立ち。 9月19日にはムスリム聖職者によりメッカの方向を示すギブラシールの設置を客室にて実施した。 また、貸し出し品として礼拝に必要な備品一式(礼拝衣装・礼拝マット)もそろえるほか、客室内備品として、祈祷の際に身を清めるために必要とされるタオル類を要望に応じて多めに準備する。

ホテルでの食事については、 和彩「花ざと」で関西食文化の一つである菜食御膳を提供。肉、魚、アルコールを一切使用せず、季節の野菜、保存食材、そして豆腐類を中心に一の膳から三の膳までのコースを用意する。また、中国料理「桃李」では、台湾の菜食料理である「台湾素食」をもとに食感も見た目も満足感を得ることができる菜食オリジナルメニューを提供する。

ホテルでは、スタッフのなかからハラール管理者としての有資格者を選出し、社内研修も行うことで、 ムスリム宿泊者へのサービスを充実させていく。資格保持は10月以降の予定だ。

参考記事>>>

関空、ムスリム対応を拡充、祈祷室増設やハラール認証レストラン設置で



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