アメリカ、政府機関閉鎖による旅行者、観光への影響 -ニューヨーク、ワシントンDC

このほど発生した米国連邦政府機関における一部閉鎖による観光への影響について、日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は同協会のサイト上で観光への影響を発表した。2013年10月3日現在の状況は以下の通り。


【ワシントンD.C.」

国立公園管理局の管轄下にある施設は全て入場が不可能で、柵などの位置が外側に異動、観光客が近づくことができない状況だ。これは、リンカーン記念堂、ジェファーソン記念碑などの大統領の記念碑、戦没者慰霊碑(ベトナム戦争、朝鮮戦争、硫黄島記念碑など)など。また、ホワイトハウス、国会議事堂は国会議事堂の内部見学ツアーは中止となっている。これらの施設は、バスの車窓から、遠方の位置から外観をながめることができるポイントをさがすしかなさそうだ。なお、アーリントン国立墓地は通常通り見学できるという。

博物館については、国営であるスミソニアン博物館(航空宇宙博物館、自然史博物館など)、ナショナルギャラリーが閉館している。


【ニューヨーク】

「自由の女神」があるエリス島はもともとハリケーンの影響で再開できていなかったが、現在も閉鎖している。閉鎖期間、代行としては「自由の女神」行きフェリーを運航している会社が遊覧フェリーを運航。約1時間の運航で「自由の女神」に上陸しないものの、水上で近くまで行くことができる。なお、すでに「自由の女神」行きフェリーチケットを手配している場合、追加料金なしで現在手配しているチケットが遊覧船に利用できるという。この遊覧船は、午前9時から20分ごとに運航、予約は受け付けていない。

その他、スミソニアン博物館が経営する「インディアン博物館」や「COOPER HEWIT」などが閉鎖している。


【フィラデルフィア】

自由の鐘(Liberty Bell)、コンスティテューション・ホール(Constitution Hall)、コンスティテューション・スクエア(Constitution Square)が閉館している。


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