メキシコ、2013年の日本人旅行者が初めて10万人を突破

2013 年のメキシコへの日本人渡航者数が、通年で初めて10万人を突破した。これは、12月時点での数値で前年比約20%増となる渡航者数。メキシコ観光局は、2013年の結果やアエロメヒコ航空(AM)の座席供給が来年4月に増加することうけて、さらなる旅行者増を目指す。メキシコ観光局駐日代表のギジェルモ・エギアルテ氏は、2014年の目標数を13万人とする方針だ。

さらなる増加となる13万人をめざし、2014年にメキシコ観光局は多彩な食文化を訴求する。これは、このほど旅行業界向けに開催された日本人旅行者10万人達成を記念したイベントで発表されたもの。メキシコの食文化は、2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されており、日本も和食が同様に登録されたばかり。エギアルテ氏は、これについて「タイミングが良かった」として期待を寄せる。また、観光商品としては、引き続きリゾートと世界6位の多さを誇る32か所の世界遺産をアピールしていく方針だ。

▼セルバンティーノ国際芸術祭、2014年は日本が特別招待国に


クロド・ヘレル駐日メキシコ大使は、今回のイベントで2014年のセルバンティーノ国際芸術祭で日本が特別招待国となっている点について言及した。このイベントは、30か国が参加する中南米最大の芸術祭。日本企業が多く進出しているグアナファト州で開催され、交流事業として位置づけられている。メキシコ観光局のエギアルテ氏は、このイベントでも「ツアー造成が可能」として、渡航者増に期待をかける。

10万人達成のイベントには、メキシコ国内のiTuneチャートで1位となった「チームしゃちほこ」が登場。彼女らのユニットは、名古屋のご当地アイドルだ。名古屋はメキシコシティと姉妹都市のため、名古屋では給食でタコスがでるエピソードも紹介した。

(トラベルボイス編集部/山岡薫)


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