リクルートとSquare、決済サービスで提携、「じゃらん」旅行・観光分野の導入も目指す

リクルートライフスタイルとモバイル決済のSquareは、2014年3月下旬から無料POSレジアプリ「Airレジ」とモバイル決済サービス「Squareレジ」を連携した新サービスを展開する。日本国内の電子決済市場は2017年度に約66.4兆円に成長するとの矢野経済研究所の予測もあり、その一環となる新サービスに注目が集まる。


新サービスの普及を目指し、リクルートはまずネット予約で年間1000万送客を超える「ホットペッパーグルメ」と連携し、2万点の飲食店にiPad miniを配布。また、旅館などの宿泊施設と導入のためのディスカッションを開始しており、同社の「じゃらん」「じゃらんゴルフ」などと連携して、旅行・観光ビジネスでの導入を目指す考えだ。さらに、リクルートポイントと連携、エアウォレット(小銭を使わずにスマートフォンで決済)まで進化させる方針。「まずは普及ありき」との考えのもと、2015年3月までに10万件の契約を目指す。

▼Airレジとは?

Airレジは、レストランや小売店舗でスマートフォンやタブレットで注文・販売のレジ登録ができるアプリ。2013年11月に提供を開始してから3か月で、契約は現在約3万件。一方、Square は、オンラインでのアカウント登録でカード決済を可能とするサービスで、専用リーダーでクレジットカードを通すことでカード情報を読取み、利用店舗は加盟店手数料3.25%を負担するもの。2013年5月に日本国内向けサービス開始した。

今回の連携は、Airレジの機能にSquareのクレジット決済機能を導入し、カードによる会計、売上管理まで誰でも簡単にできるPOSレジサービスとして提供するもの。タブレット上でサインをしたり、レシートを紙で出力するだけでなくデジタルで指定のメールアドレスに送付することも可能だという。

こうしたサービスを提供するうえで、両社の強みは、導入費用がかからず、設定の手間がかからないこと、手数料の低さで、個人や中小規模の店舗の導入が見込まれるという。なお、このサービス導入には両社のアカウントを二つ取得して設定する必要がある。

新サービス発表の記者会見で、リクルートライフスタイルの代表取締役社長、北村吉弘氏は、「リクルート」の事業が様々な業種の店舗に各種媒体を通して「送客するビジネスをしている」と言及。こうしたビジネスで接点をもつ店舗のレジ業務を軽減することで業務効率を上げ、送客効果も上げたい考え。また、Square日本法人代表の水野博商氏は、今回の提携が店舗の効率をあげ、「日本の商業活動を活発化させたい」と意気込みを語った。

なお、Square社は、米カリフォルニア州本社の決済サービス提供会社。北米での年間取扱額は150億ドル(約1兆5000億円)となるほど急成長しているという。

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