訪日予定のタイ人旅行者、リピーター率は7割に、タビナカのネット利用は「お店や観光情報を探す」が最多 ―JTB総研

JTB総合研究所はこのほど、今後1年間に観光目的で日本への旅行を予定しているタイ人500名を対象とする調査を行った。

それによると、全体の69.0%が訪日旅行のリピーターだった。そのうち、「過去1年以内」に日本への観光旅行をした人が41.6%と最も多く、次いで「過去2年以内」(15.4%)、「過去3年以内」(6.2%)となっており、間をあけずにに日本を複数回訪れる人が多い傾向が明らかになった。

日本への旅行を予定しているタイ人の訪日経験は以下のとおり。

JTB総合研究所:報道資料より

また、日本に興味を持ったきっかけでは、最も多かったのが「日本に関するテレビ番組や映画」(65.0%)、続いて「日本料理を食べて」(61.4%)、「日本製の商品を利用して」(49.0%)となった。

ほかには、男性は女性よりも「日本のアニメや漫画を見て」「日本人と知り合いになって」というきっかけが比較的多い点も特徴。一方で、女性は「日本料理」「日本製の商品」に関心をひかれるケースが多い様子がうかがえた。

タイ人が日本旅行に興味をもったきっかけは以下のとおり。

JTB総合研究所:報道資料より

なお、今回の調査では、タイ人による旅行中のネット利用状況も分析した。

その結果、利用目的は「検索サイトで現地のお店や観光情報を探す」(67.5%)、「SNSを利用して現地のお店や観光情報を探す」(57.5%)、「SNSを利用して自分の体験を発信する」(57.5%)の順となっており、約6割がSNSを通じて情報の入手と発信の両方に積極的であることがわかった。

SNSで旅行中に発信する情報としては「写真・画像」(97.2%)が圧倒的に多く、次いで「動画」(46.0%)、「チェックイン」(45.6%)の順になっている。

旅行先でのネット利用状況は以下のとおり。

JTB総合研究所:報道資料より

この調査は、2015年6月25日から7月3日まで、インターネットアンケートとして実施したもの。対象は、今後1年以内に日本への観光旅行の予定があるタイ在住の男女500名。年齢は20歳から67歳まで。

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