日本旅行と滋賀県が連携協定、観光振興から地域活性化・県民サービスの向上まで

日本旅行と滋賀県は、観光振興をはじめとする包括的連携協定を締結した。両者の強みを生かし、滋賀県内の観光とインバウンド旅行の促進、教育旅行の充実を図るほか、日本旅行のネットワークを生かした情報発信から環境保全、帰宅困難者への支援など、幅広い取り組みとするのがポイントだ。連携事項は以下の通り。


【包括的連携協定で取り組む連携事項】

  1. 観光振興に関すること
  2. 滋賀・びわ湖ブランドの発信に関すること
  3. 環境保全に関すること
  4. 青少年の健全育成および社会教育の推進に関すること
  5. 地産地消の推進および滋賀の食材のPR
  6. 災害対策、地域や暮らしの安全・安心の確保に関すること
  7. 文化振興に関すること
  8. 産業振興に関すること
  9. 健康福祉の増進に関すること
  10. その他、地域の活性化・住民サービスの向上に関すること

具体的には、観光振興では旅行商品の共同開発や県内観光関係者向けの研修会などを実施するほか、関係者からの観光振興に関する相談を受けるホットラインも設置。また、地域や暮らしの安全・安心の確保では、県内店舗で「子供110番の店」の表示を行ない、子供たちの見守り活動なども含まれている。

日本旅行が地方自治体と包括連携を行なうのは今回が初めて。110年前の1905年(明治38年)、滋賀県草津で善光寺や伊勢参りの世話をする「日本旅行会」として創業したゆかりの地で、創業当時からの「新たな価値を生み出す」理念を貫き、観光と通じた価値創造と県の経済活性化に貢献する考え。

また滋賀県としても、旅行会社との包括連携は初めてで、これにより、滋賀・びわ湖ブランドの推進、地域の活性化と県民サービスの向上を図るとしている。

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