アプリの世界トレンド2015、"驚異的な成長”はタクシー配車系、日本のダウンロード数1位はヤフー

米国を拠点にスマートフォンアプリの市場データ分析をおこなうアップアニー(App Annie)社はこのほど、「2015年アプリ市場総括レポート」を発表した。世界のアプリ市場の傾向や国別のアプリダウンロードランキングなどをとりまとめたもの。

それによると、2015年に成長が顕著だった分野は、音楽や動画のストリーミング、モバイルでのEC。また、自動車相乗り・タクシー配車アプリでは、世界的に驚異的な伸びを見せ、特に中国やメキシコ、ブラジルなどで利用規模が急速に拡大したと分析。同アプリの分布をみると、欧米やオーストラリア地域では「Uber(ウーバー)」が大きなシェアを得ているほか、南米では「99Taxis」、インドでは「Ola Cabs」など、地域に応じた特性も明らかになったとしている。

国別にみた主要な配車・相乗りアプリの分布は以下のとおり。

アップアニー:報道資料より

また、アプリを利用する際のプラットフォームのシェアでは、グーグルの「Google Play」がダウンロード数で首位となった一方、収益面ではiOSがトップを獲得。この動向は従来同様となったものの、中国でiOS、アメリカで「Google Play」がトップとなるなど、国別の傾向に変化もみられたようだ。

なお、日本市場での企業別ランキングをみると、ゲーム以外のアプリダウンロード数で1位となったのはヤフー社。続いてアップル、グーグル、LINE、フェイスブックがランクイン。そのほか、リクルートホールディングス、楽天、サイバーエージェントなどがトップ10入りとなっている。


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