大阪ミナミ「ビックカメラ」に大型市中免税店、韓国ロッテと連携で2017年度オープンへ ―新関西国際空港

新関西国際空港と関西エアポートエージェンシーは2016年2月3日、大阪ミナミにある「ビックカメラなんば店」での空港型市中免税店(保税売店、Duty Free)開設を発表した。韓国大手「ロッテ免税店」と協力し、2017年春のオープンを目指すことで合意したもの。

ロッテ免税店は2015年に売上額は4.7兆ウォン(約4700億円)を達成。スイスデュフリー、米DFSに続いて第3位の規模に成長した。現在は韓国に7店舗、グラム、インドネシア、日本の3か国・4店舗の免税店を運営。2014年9月には、関西エアポートエージェンシーとパートナーシップを組み、空港免税店「LOTTE DUTY FREE by KAA 関西空港店」を開設している。

新たに開設予定の市中免税店の面積は「ビックカメラなんば店」6階・7階の約4400平方メートルを予定。高級ブランドのファッションや化粧品、香水、時計、宝飾品などのほか、日本の和雑貨や土産品などを提供。初年度売り上げは130億円を見込む計画だ。

なお、空港型市中免税店(Duty Free)とは、消費税だけでなく物品にかかる関税や酒税、たばこ税が免税となる免税店のこと。日本を出国する国内外の旅行者が免税対象となる。日本人を含め、出国予定の購入者は空港の出国審査後の引渡所で購入品を受け取る。それに対して消費税免税店(Tax Free)は消費税のみが免税扱い。対象も日本を出国する外国人と海外居住日本人に限られるといった違いがある。


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