中国の海外旅行消費は年間1.3兆円、成長のカギは若年世代の「Mコマース(モバイルコマース)」利用 ―米フォーカスライト

旅行関連の米調査会社フォーカスライト社はこのほど、中国人旅行者を対象にした消費動向調査を発表した。それによると、2015年の海外旅行関連消費は総額1兆3000億円。そのうちパッケージ旅行料金がほぼ5割を占め、次いで、ショッピング、航空料金、宿泊料金、食事代の順となることが判明した。

同時に、テクノロジーに強くモバイル機器を常時持ち歩く習慣のあるミレニアル層が市場の成長に影響を与えていることも判明。タビナカでも利用しやすい「Mコマース(モバイルコマース)」用プラットフォームの整備が、消費に大きな影響を与えていることが分かった。

同社によれば、中国では旅行会社が提供するネット環境が充実しているため、海外旅行の前に自国で検索した情報や購入したい商品情報などをそのまま旅行時に「持ち歩くことができる」点が海外旅行者増にも奏効しているという。さらにその傾向は、旅行の距離や期間、商品内容に依存することなくみられ、若年層が年を重ねるにつれて今後さらに、中国人の海外旅行市場をけん引する要因になると予測する。

中国人旅行者による品目・デバイス別の予約状況は以下のとおり。航空チケットや宿泊予約はPCからの予約が最多となっている一方で、レンタカーや民泊(Private Accomodation)、長距離移動のチケット予約などは「Mコマース」プラットフォームの利用が最多となっていることがわかる。また、旅行先でのアクティビティの予約はPCとモバイル利用の割合の差が比較的小さく、両方のデバイスが好んで利用されている状況も特徴的だ。

フォーカスライト:報道資料より

今回の調査は、2015年に海外旅行を経験した3000名以上の中国人を対象にしたもの。

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