【図解】旅行会社トップ5社の2016年9月(速報)、外国人旅行で日本旅行と楽天が35%増、海外は阪急交通社が再浮上 ―観光庁

観光庁が発表した主要旅行業者50社の旅行取扱状況速報によると、2016年9月の総取扱額合計は前年比7.1%減の4982億1376万円。そのうち海外旅行は8.6%減の1918億657万円、外国人旅行は17.2%増の152億1781万円、国内旅行は7.1%減の2911億8938万円だった。総取扱額合計は2016年5月以降5カ月連続で前年割れとなっている。

海外旅行の取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。9月は上位5社(JTBグループ15社、H.I.S.グループ5社、阪急交通社グループ3社、KNT-CTグループ8社、日本旅行)すべてが前年割れ。前月4位にランクダウンした阪急交通社は3位に再浮上した。

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外国人による訪日旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。上位5社(JTBグループ15社、日本旅行、H.I.S.グループ5社、KNT-CTグループ8社、楽天)のうち、楽天は35.5%増、日本旅行が34.5%増、JTBが25.6%増とそろって2ケタ増。HISはマイナス推移で継続した。

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国内旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。上位5社(JTBグループ15社、楽天、KNT-CTグループ8社、日本旅行、ANAセールス)のうち、JTBは17.6%減の2ケタ減となり取扱高は800億円台に。楽天は前年比増で継続したものの、9月は1.7%増と小幅な伸びにとどまった。

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旅行商品ブランド全体の取り扱い状況

2016年9月の旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年比14.1%減の1483億8723万円、取扱人数合計は8.7%減の337万3603人だった。

そのうち、海外旅行は取扱額が前年比16.9%減の592億6188万円、取扱人数は6.8%減の33万1410人。外国人旅行は取扱額が3.2%増の5億7083万円、取扱人数が4.9%減の3万5712人。国内旅行の取扱額は2.2%減の885億5452万円、取扱人数は9.0%減の300万6481人となっている。

方面別の全体傾向

旅行会社へのヒアリングによれば、2016年9月の海外旅行は、昨年と比較して日並びが悪く、仏ニースでのテロ事件での影響などもあり低調となった。国内旅行も昨年と比較して日並びが悪かったことや天候不順などにより前年割れ。九州ではふっこう割の効果がみられ、回復傾向にあるとしている。外国人旅行は引き続き東アジアや東南アジアなどを中心に好調だったうえ、北米も好調に推移した。

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