日本人宿泊者数が7.3%減、高稼働率続き大阪のリゾートホテルは95.6%に ―宿泊旅行統計(2016年9月第2次速報)

観光庁は2016年9月(第2次速報)と2016年10月(第1次速報)の宿泊旅行統計調査の結果を発表した。それによると、9月ののべ宿泊者総数は、前年比6.0%減の4138万人泊、10月ののべ宿泊者数は0.3%増の4505万人泊となった。※10月の数値は今後公表予定の第2次速報値で変更となる。

宿泊者数の内訳は、9月の日本人が7.3%減の3620万人泊、外国人が3.7%増の518万人泊。外国人は8月に43カ月ぶりの前年比マイナスとなったが、9月は増加に転じた。10月は日本人が0.3%減の3870万人泊、外国人が4.4%増の635万人泊となる見通しとなっている。

のべ宿泊者数の前年比較推移は以下のとおり。

観光庁:報道資料より

客室稼働率は、9月が全体で62.0%、10月は65.0%。詳報のある9月について、80%を超えた都道府県はシティホテルが12か所、ビジネスホテルが9か所、リゾートホテルが3か所だった。

都道府県別では、特に大阪府で高稼働率が継続。リゾートホテルが95.6%と全国で最も高くなったほか、シティホテルが88.2%、ビジネスホテルが81.9%と引き続き高水準となっている。京都はシティホテルが89.7%、ビジネスホテルが85.8%となり全国で最高稼働率を記録した。九州は全体で61.2%となり前年より1.1ポイント増加。福岡、佐賀、熊本、大分、鹿児島の5県がプラスとなっている。

客室稼働率の推移は以下のとおり。

観光庁:報道資料より

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