愛媛・道後温泉に別館「飛鳥乃温泉」が開業、本館にない露天風呂や浴衣入浴を可能に

愛媛県松山市の道後温泉は2017年9月26日、「道後温泉別館 飛鳥乃温泉(あすかのゆ)」をオープンする。西暦596年に聖徳太子が来浴、661年に斉明天皇の行幸などの伝説が残る日本最古の温泉にあわせ、飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋とし、本館と同様にアルカリ性単純泉を源泉かけ流しで提供する。

館内には大浴場に加え、本館にはない露天風呂も設置。また、皇室専用浴室の又新殿(ゆうしんでん)」を再現した特別浴室も用意する。さらに、昔の浴衣「湯帳(ゆちょう)」での入浴体験も可能に。これは地元と帝人フロンティアが約5年をかけて開発したもので、着たまま入浴しても水を吸わずにべたつかないのが特徴。湯上りも冷めにくく、肌が透けにくいなどの工夫も凝らした。手術跡が気になる人や肌を見せることに抵抗のある外国人観光客の入浴需要にも対応する。

なお、同別館のオープン時期に並行し、道後温泉では2017年9月からアートの大祭「道後オンセナート2018」を開催する。本館改築120趣年の大還暦を記念して開催した2014年以来4年ぶりのイベントで、2019年2月までの18か月間、ホテルや街中に様々な作品の設置とイベントを組み合わせて展開していく。

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