KNT-CT、3社統合後の新社名を発表、2025年度決算は増収増益、純利益は過去2番目の高水準

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KNT-CTホールディングスが2026年5月13日に発表した2026年3月期(2025年度、2025年4月1日~2026年3月31日)連結決算は、売上高が前期比8.2%増の2970億6500万円、営業利益が同0.5%増の60億7100万円となった。

海外旅行がクラブツーリズムの添乗員同行ツアーを中心に堅調に推移し、増収に伴って売上総利益が増加。一方で、期末の中東情勢による催行中止の影響に加え、人的投資やDX化に伴うシステム経費が増大し、販売費・一般管理費が同6.9%増の501億3200万円に膨らんだ結果、営業利益は当初目標の65億円には届かなかった。営業利益率は2.0%。ただし、コスト構造の見直しや生産性向上により、コロナ禍前(2016~2018年度)の平均営業利益28億9200万円、営業利益率0.7%からは大きく改善している。

当期は海外旅行のほか、大阪・関西万博関連の取り扱い、国内ではチャータークルーズや「東京2025世界陸上」の運営サポート、クラブツーリズム最上級ブランド専用サロンのリニューアル、地域共創事業などに注力した。

経常利益は受取利息の増加などで同11.5%増の75億5500万円、当期純利益は同26.1%増の96億8200万円。純利益は2022年度に次ぐ過去2番目の高水準となり、純資産は同21.1%増の621億3900万円となった。

2027年4月からの新商号は「KNTCT」に

また同社は、従来型の総合旅行会社からの脱却とともに訪日需要の取り込みや海外市場の開拓強化に向け、クラブツーリズム(CT)、近畿日本ツーリスト(KNT)、近畿日本ツーリストブループラネット(BP)を統合し、一本化することをすでに発表している。これに伴い、純粋持ち株会社から事業持ち株会社へ移行し、2027年4月1日(予定)に商号を「KNTCT」に変更する方針を明らかにした。

こうした新体制に向け、2026年度はCTとKNTによる個人旅行の一体運営、団体旅行の営業体制刷新を進め、2026年度通期業績予想は2025年度比3.3%増の3070億円と予想。また、国内旅行を強化することで費用の増加、中東情勢による影響を補い、営業利益は同2.1%増の62億円と、増収増益を見込む。販売費・一般管理費は同8.3%増の543億円、最終損益は前期の税金費用調整に伴う利益押し上げ効果がなくなる反動などで 、同38%減の60億円と減益を予想している。

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