世界2大OTA「プライスライン」が社名変更、「ブッキング・ホールディングス」に、中核事業を全面に打ち出し

世界2大OTAのひとつ、プライスライン・グループが社名を「ブッキング・ホールディングス(Booking Holdings Inc.)」に変更する。同社は、もともと米国で展開するpriceline.com(プライスライン・ドットコム)ブランドで設立された企業。その後、20年間で有力な企業を買収しながら6ブランドに拡大してきた。今回の社名変更は、その中でも中核事業となっているBooking.com(ブッキング・ドットコム)の社名を全面にだしたものだ。

ブッキング・ホールディングスのCEOであるグレン・フォーゲル氏は、今回の社名変更にあたり次のコメントを発表している。「当社の中核ブランドに成長したBooking.com(ブッキング・ドットコム)は、一日平均150万室以上、100万件以上の予約数を誇り、ブッキング・ホールディングスの総予約件数と営業利益の大半を稼ぎ出しています。今回、当社の歴史の大きな一幕として会社名の変更に至ったのは、グループの社名を当社の最大のブランドに合わせると同時に、お客様の素晴らしい旅をお手伝いするという各ブランドに共通した使命を反映するだけでなく、現在の世界的な事業活動をよりよく反映させたグループの名称を冠することが目的です。」

新たな企業ロゴ:報道資料より

なお、株式市場では、2018年2月27日から新しいティッカー・シンボル「NASDAQ:BKNG」で取引を開始する予定。本社は、現在の米国コネティカット州ノーウォークから移動する予定はないという。

ブッキング・ホールディングスは、Booking.com(ブッキング・ドットコム)、priceline.com(プライスライン・ドットコム)、KAYAK(カヤック)、agoda.com(アゴダ・ドットコム)、Rentalcars.com(レンタルカーズ・ドットコム)、OpenTable(オープンテーブル)の主要6ブランドで構成されている。

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