英・ヴァージン航空、エコノミー座席を細分し3タイプに、足元レッグルーム広め座席や、手荷物のみタイプなど

ヴァージン・アトランティック航空は、計3億ポンド(約446億円)を投じたエコノミークラス刷新プランに着手する。エコノミークラス拡充への大規模な投資は、同社にとって約10年ぶり。この一環として、まず今春から、同クラスの座席を「エコノミーディライト(Economy Delight)」、「エコノミークラシック(Economy Classic)」、「エコノミーライト(Economy Light)」の3タイプとする。※冒頭写真は「エコノミーディライト」座席のイメージ

ニーズの多様化を受け、利用客が自分の旅行スタイルや予算に合わせて選ぶ選択肢を増やすのが狙い。具体的には、事前の座席指定の可否や、預ける荷物の量などで差別化する。ただし、機内エンターテイメント、食事、スナック、飲み物については、引き続き全旅客に提供する方針だ。

「ワンランク上の居心地」を標榜するエコノミーディライトは、足元のレッグルームが他より広い34インチあるほか、事前の座席選択、搭乗やチェックイン時の優先サービスが無料で提供される。各機材で36席を用意する。

エコノミークラシックは、一緒に座りたい家族連れやグループの利用をイメージしており、座席の事前選択が可能。エコノミーライトは、最も運賃価格が安く設定されるが、払い戻しや変更は不可。手荷物のみで、荷物の機内預けも不可とする。

そのほか、エコノミークラスの全座席で、USB充電プラグを用意。また全路線で、高速WiFi接続サービスを提供する。

また空港でのサービス自動化により、空港スタッフの効率的な活用を目指す。その第一弾として、ロンドンのガトウィック空港で今年夏から、また同ヒースロー空港では冬から、荷物預かりサービスの自動化をスタート。ガトウィック空港ではキオスク端末を4台、ヒースロー空港では18台設置する計画だ。

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