ANA、瞬間移動の”旅行”へ前進、総額1000万米ドルの「ANA AVATAR XPRIZE」賞金レースがスタート

ANAは2018年3月12日、非営利団体「XPRIZE財団」が主催する国際賞金レース「ANA AVATAR XPRIZE」(賞金総額1000万米ドル)の内容を発表し、4年間にわたるレースをスタートさせた。「ANA AVATAR XPRIZE」は2016年10月、XPRIZE財団によって賞金レースのテーマに採用された。これは、日本企業として初めて。

XPRIZEの国際賞金レースは、世界の最先端技術を活用した革新的な取り組みを推進するもの。グーグルがスポンサーになっている月面への民間ロボット探査機着陸を競う「Google Lunar X PRIZE」や日本の「HAKUTO」がファイナリスト残ったことで知られる。

ANAが取り組むAVATAR(アバター)とは、本来的にはコンピューターネットワーク上の仮想的な空間において自分の分身として表示されるキャラクター。分身を瞬間移動させるには、ロボティックス、VR、AR、センサー、通信、ハプティックス(触覚)技術などさまざまなエクスポネンシャル・テクノロジー(指数関数的に急成長している技術)が必要とされるが、現時点ではそれぞれの技術が個別に開発が進められているのが現状だ。これらの技術を融合し実用化させるには数十年を要すると予想されているため、ANAとしては、国際賞金レース「ANA AVATAR X PRIZE」を開催して世界的な関心を引き付け、より早く実用化させたい考え。

ANAは、2018-2022年度グループ中期経営戦略で、Society 5.0(超スマート社会)の実現に向けた取り組みのひとつとして「AVATAR」事業を掲げ、始動させるにあたり『ANA AVATAR VISION』を策定した。

まずはANA AVATARクラウドファンディングなどを活用して、既存のAVATAR関連技術を用いたサービス企画やムーブメントを形成。さらに、大分県にある世界初のAVATARテストフィールドで、宇宙開発・農林水産業・観光・教育・ 医療などさまざまな分野で実証実験を実施していく。また、代表的な取り組みとして、JAXAを含む産官学と連携し、AVATARによる月面施設の遠隔建設等の地上実証を行い、宇宙開発・利用を推進していく。

将来的には、「ANA AVATAR XPRIZE」を主体としてマルチタスクで高度なAVATAR技術を開発しつつ、既存の技術にアイデアを加えながら、ANAグループでのサービス化を検討してく方針だ。

現時点で『ANA AVATAR VISION』参加パートナーは以下の通り。

・大分県


ANA AVATAR テストフィールド

・広島県


ANA AVATAR 平和推進パートナー

・ JAXA


ANA AVATAR宇宙開発推進パートナー

・NTTドコモ, ソフトバンク, KDDI ANA AVATAR通信パートナー

・広島平和記念資料館


ANA AVATAR 実証実験パートナー(平和推進)

・沖縄美ら海水族館 / 沖縄美ら島財団


ANA AVATAR実証実験パートナー(水族館)

・金沢工業大学


ANA AVATAR実証実験パートナー(教育)

・シマノ


ANA AVATAR 技術サポートパートナー

・日本空港ビルデング / Haneda Robotics Lab


ANA AVATAR実証実験パートナー(空港)

・TechShop Japan / 富士通


ANA AVATAR 制作サポートパートナー

・ADDIX


ANA AVATAR サービスデザインパートナー

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