ブロックチェーン活用の旅行仲介サービスが登場、ガイアックス出資の「Triip」が開始、零細事業者や現地住民が旅行者にアプローチ可能に

ガイアックスの子会社GaiaX Global Marketing & Venturesが出資するシンガポールの旅行テック企業「Triip」はこのほど、ブロックチェーン技術を用いた旅行マッチングサービス「Triip Protocol」を運用開始した。

このサービスは、ブロックチェーンをベースにしたネットワークで、旅行者は匿名性を保持しながら旅行に関する情報取得が可能。例えば、航空券を予約した場合、旅行先の飲食店や現地旅行会社は旅行者に向けて広告を発信が可能だ。業者は確度が高い広告を発信できるが、旅行者の個人情報が業者にわたることはない。また、旅行者はレビュー情報を提供することでサービスを通じて利用料を得ることが可能となる。

同社は今回のサービスについて、「旅行者と旅行業者との間に立つ中間業者が不要となり、中間業者への手数料支払い分が割安となる」と説明。また、大手との競争力をもたない零細事業者や現地住民も旅行者に直接アプローチ可能となる点が特徴だとしている。

サービス内の決済には、仮想通貨のビットコイン(BTC)や、イーサリアム(ETH)のほか、TriipがICOで発行しているトークン「TriipMiles」が使用される。

Triip Protocolの仕組み:ガイアックス 報道資料より

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