JALとKDDI、次世代通信「5G」で共同実証実験、機体整備の遠隔作業支援などで

日本航空(JAL)KDDI、KDDI総合研究所の3社は、次世代移動通信規格「5G」を活用した航空サービスの実証実験第二弾をおこなう。2018年に実施された第一弾に続くもの。今回は航空機整備の遠隔作業支援などを実施する予定だ。

具体的には、「高速・大容量」「多接続」「低遅延」の5G通信環境を活用し、(1)4K解像度の映像を用いた整備作業の遠隔業務支援と(2)8K解像度の映像を用いた同一拠点内での整備作業支援を実施。

高解像度の映像や複数のセンサーデータとのリアルタイム連携、遠隔地とのリアルタイム接続などを組み合わせて細かく品質の高い作業を実施。4K環境では、細かい部品が多く使用される電子部品の解体・組み立て業務の際、指示者が映像を確認しながら支障なく実施できるかどうかを検証する。8K環境では、格納庫内で撮影した航空機の外観映像を使って同一拠点内の伝送速度検証をおこなう。

4K高解像度映像の伝送に対応したAR遠隔作業支援システムの概念図:JAL 報道資料より

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