MR(複合現実)で実物大の恐竜「むかわ竜」を体験、JTBがインバウンド誘致で実証実験

JTBは2019年5月25日~31日まで、MR(複合現実)技術を活用して訪日外国人旅行者を北海道むかわ町に誘導する実証実験を実施する。

北海道の玄関口である新千歳空港で、むかわ町で骨格化石が発見された恐竜「むかわ竜」の実物大3Dアニメーションを、ヘッドマウントディスプレイ「マイクロソフトホロレンズ」を通じて体験できるようにするもの。MR体験を通じてむかわ町の認知向上を支援し、訪問促進に繋げる。

MRとは、現実世界と仮想世界を融合させる映像技術のこと。3Dの立体的な映像や画像(ホログラム)を現実世界に重ね合わせて表示するので、目の前に実物があるように体験することが可能だ。複数人の前で表示したり、拡大や回転、移動などの操作をすることもでき、医療や建築、製造、教育など様々な業種での活用が期待されている。

今回の実証実験では、コンテンツ開発を行なったMRプログラム認定のポケット・クリエーズに、むかわ町も協力した。JTBによると、MRを活用した訪日外国人の誘致は、国内では初めて。JTBでは今後もMRを活用したインバウンド誘致で、各自治体の町おこしや誘客支援を推進する方針だ。



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